ヘルベチカ helvetica 多機能ペン 4 in 1

伊東屋のブランドヘルベチカの多機能ペン。

 

3年前に白を購入して、その後壊しちゃったので新たに赤を購入し、現在まで使用中です。

黒・赤・青のボールペン3色と0.5mmのシャープペンシルが、この細さになるんですね。

多機能ペンはどうしても、軸の太いものが多くて、あんまり格好良くないなぁと思っていたんです。それで積極的に使ってはいなかったのですが、これは良いものです。美しいフォルム。

重さも良い感じ。

仕事柄、多色ボールペンとシャープペンを、それなりの頻度で使うので、かなり重宝しています。

 

私は、このペンから振り子式という言葉を知りましたが、探してみたら世の中には沢山あるみたいです。初めて触ったときには、わくわくしました。

 

ボールペンの替え芯は、JETSTREAM のSXR-200-05 のシリーズを使っています。

 

ペンは好きなので、色々買ってみて使っているのですが、持ちやすさ・扱いやすさで、結局このペンに戻ってしまう。

安くはないですが、その価値は十二分にあると感じます。

 

ヘルベチカ ヘルベチカ多機能ペン4in1 赤
 

 

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

イタチが、こちらの言うことを何でも理解して、何でもやってくれるロボットを作るために奮闘する。
 
私たちの言葉を、方言やさまざまな言い回しを含め、全てを理解できる機械は未だ存在しない。
機械が言葉を理解するには何が必要なのか。また、何ができれば言葉を理解しているとみなすことができるのか。
 
本書を読む中で、人間が普段から行っている理解・認識の曖昧さを再認識した。
一般名詞の認識に関して、少々の誤差があっても同じカテゴリーに含めることができるのは、理解の曖昧さがある故のことだ。
その曖昧さの多くは、後天的に、さまざまな経験から学んで、修正されてきたものであろう。
比べることは難しいが、個人差も大きい。
 
機械と比較することで初めて、人間が普通に行っていることがどんなことなのか、私たちがどんな風に言語を、あるいは世界を認識しているのかを考えることができる。
考えることはできるが、それを理解・説明することはできない。
 
人間にできて機械にはできないことがあり、当たり前だがその逆のことも沢山ある。
そう思うと、まだまだ機械が人間になる日は遠いのかなと思う。
働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

 

お隣りのイスラーム 日本に暮らすムスリムに会いにいく

日本在住のムスリムイスラム教徒)にインタビューした連載をまとめたもの。

西アジア、東南アジア、アフリカなど、様々な国・地域出身のムスリムの方から、これまた様々な話を聞いている。

 

読み終わってまず思ったのが、みんな波乱万丈な人生を歩んでいるなあ、ということ。

本書の最後のインタビュー対象のご夫婦の印象が強かっただけかもしれないけれど、私自身の半生にはこんな荒波はまだない。

 

イスラム教について、またその戒律についての考え方に、個人差なのかお国柄なのかはわからないが、違いを感じられることが興味深かった。

一日五回のお祈り、毎週モスクに行く。今までの自分の認識はそんな風だったが、よく考えなくてもみんなができることではないよな。

イスラム教について以外でもそうだが、自身に接点がないと、それについて考えることをしない。

普段の情報収集の方向性が偏っていることを感じる。

別にあらゆる情報を網羅したいとも思わないし、好きなことばっかり考えていたいと思っているけれど、たまには違うほうを向いてみるのも良いか。

 

本書で紹介されるムスリムの方が、みんな何だか楽しそうで嬉しい。

楽しく生きてる人の話を読むのは楽しい。

 

お隣りのイスラーム――日本に暮らすムスリムに会いにいく

お隣りのイスラーム――日本に暮らすムスリムに会いにいく